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面接対策について

 法律事務所の求人に応募し、無事に書類選考を通過したら、次は面接試験です。
 採用試験では、最も重要であり、応募者にとっては最も緊張する場面でしょう。
 どんな職業でも、採用にあたっては、面接試験をするものです(コネ採用などではしないこともあるでしょうが・・・)。
 ここでは、面接に臨むにあたり、どのようなことを面接官はみているのか、という点からお話します。

服 装

 服装は、当たり前ですが、男性も女性もスーツが必須でしょう。
 色は地味目で紺・グレーが無難でしょう。
 時々、「個性」ということで、カジュアル系の服装で面接に来る人がいますが、論外でしょう。
 また、「外見ではなく、中身を見てもらうことが大切」といって、服装を軽視する人もいますが、内面はすべて外観にあらわれている、ということを忘れてはいけません。
面接でスーツ着用は、ビジネスマナーとしては当たり前のことで、それができていないと
 「仕事を任せられない」
と判定されてもしかたないでしょう。

想定される質問に対する準備

1.志望動機・応募動機

 志望動機・応募動機については、本心を語るべきでしょう。といっても、明確な志望動機をもっている人は少ないでしょう。多くの人は、
「就職活動中で、多数応募した中のひとつ」
「大学が法学部だったから法律の仕事をさがしていた」
「就職先として、法律事務所がいいかなぁと思った」
「興味があったから」
「かっこいいと思った」
などが本音ではないでしょうか。こういう答えをすると、
「就職できればどこでもいい、ってことか」
と思われるのではと不安になるかもしれませんが、反対に、
「ここじゃないと(貴事務所でないと)ダメなんです!」(←何がダメなの?)
「ぜひ、ここで働きたい!」
などというと、
「うちの(事務所の)何を知ってるの?何も知らないのにどうして『ここじゃないと』『ここで!』なんて言えるの?」
と思われるでしょう。本心でもないのに、よく思われようとしても見透かされます。ここでは、本心を言うようにしましょう。

2.前職の退職理由

 転職者は、前職の退職理由をたずねられるでしょう。これは、ある意味、応募者の人柄がわかる質問です。

 応募者側からすると、絶対に言ってはいけないのは、
「前職の不満、愚痴、批判」
です。
 たしかに、「ブラック企業」とよばれている会社もあります。同族経営で、経営者のワンマンの会社もあります。しかし、それを言ったとしても、聞いている側からすると、ただの不平・不満・愚痴にしか聞こえず、決して良い印象は与えません。反対にマイナスの印象を与えますので、絶対に避けるべきです。

面接官は何を見ているのか

 採用する側にとって、何を(どの要素を)重視するかによりますが、面接官が重視する点は、それぞれ違っています。
 学歴を重視する人は、ケースにもよりますが、学歴だけでほぼ採用を決めていて、面接は”かざり”の場合があります。また、同じ学歴の者だけ(例えば、○○大学卒、△△大学卒の応募者のみ)を面接していることもあるでしょう。
 嘘のような話と思うかもしれませんが、女性事務職員を採用する時に、容姿と自分の好みかどうかを基準に採用していた事務所もありました。法律事務所は、結局は弁護士の個人事業ですから、それがいいとか悪いとかいってもしょうがないことなのですが・・・。そういう事務所は自ずと、採用されてもすぐに辞めてしまい、また応募する、というのを繰り返していました。

 これは、私が実際に面接官をしたときに感じた私見です。

 私が面接官をしたとき、着目していたのは、
「この人が、うち(の事務所内)で働いている姿が浮かぶか」
「この人と一緒に仕事をしてみたいか」
と思えるかどうかの点でした。
 うまが合う、とか、気が合う、というわけではないのですが、一日のうちの大半を一緒に過ごして、仕事をしていくわけですから、一緒に仕事をしていけるかどうか、という点をみるようにしていました。
 これは、私が、会社勤めをしているときに、人事部の人から聞いたことなのですが、
「毎年、新卒者を採用するときに、学歴や資格などの参考にするが、一番のポイントは、その人が会社で仕事をしている姿が浮かぶか、ということをみているんだ」
という話を参考にしていました。
 これは、面接をする多くの人が感じていることではないかと思います。だから、人と接することを得手とする人、人と旨くコミュニケーションをとることができる、という人が採用されるのではないか、と思います。

 反対に、自分らしさを強調しすぎる人、「私は!」と自我の強すぎる人は敬遠したくなります。
 自分らしさは大切ですが、他人と協調できないと判断されるとマイナスになるのではないかと思います。

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